「つたえる日記」アプリの活用例と参考情報

こんな使い方をしています、という例です。
この通りにする必要はありません。参考になる部分があればとりいれてください。

※初めてアプリを使うときには、まず、次回の診察予約の日時を、[診察/面談]に追加します。

《 診察前 》
待ち時間に、[診察/面談]の記録をひらいて、「つたえること・たずねること」を書きます

まず[調子のスケール]をつけると、ウォーミングアップのかんじで、調子をふりかえる機会になります。
前回の診察の記録の「伝えられなかったこと」を見返します。
伝えることを箇条書きにメモします。

例えばこんなことを書きます
・今の困りごと(いつから?きっかけ?自分で対処してみたことetc)
・前回の診察時から変わったこと
・薬のことで気になること(効果?副作用?飲んでいない)
・取り組んでみたこと、がんばったこと
・大事なイベント、お願いする書類などがあれば
・そのほか

文字の量は、なるべく、スマホの画面で、スクロールせずに一画面におさまるまでにしておきます。
そうすることで、伝えやすくなり、そして、大事な内容が伝わりやすくなります。

《 診察時 》
書いたことを見ながら伝えます

なかなかうまく話せない...というときは、スマホの画面を先生に見せます。

《 診察後 》
会計と薬を受け取る待ち時間に、「言われたこと」「伝えられなかったこと」を書きます
次回予約日を入力します

時間がたつと忘れてしまうので、すぐに書くのがいいです。
「診察の満足度」のフェイススケールを押します(なんとなく、くぎりになります)。

普段の活用は...

・次の診察までの間で、重要な出来事や、主治医に伝えたいと思うことがあったら、次回の予約日の[診察/面談]をひらいて、「メモ」に記入しています。

・他の人に(家族やデイケアのスタッフさんなど)に、診察のことをきかれることがあるので、「言われたこと」をみて伝えます。

・「次の診察ではこれを確認してきてください」と言われることもあるので、次回予約時の「つたえること」に書いておきます。

・1ヶ月のカレンダーに、診察日がドットで表示されるので、いつ診察に行ったか(頻度など)を振り返ることができます。などなど...


ぜひ、いろいろ試して、自分にちょうどよいかんじの使い方を見つけてみてください。
なお、病院やクリニックの受診だけでなく、相談に定期的に行っている場合なども活用できます。診察→面談、相談、カウンセリングなどに置きかえて読んでください。

参考になる情報やアイテム


》質問促進パンフレット

作成:精神科外来における意思決定支援ツール開発・普及委員会
(主に統合失調症を持つ人が)精神科外来で主治医にききたいことをきき、より良いコミュニケーションをするための「質問促進パンフレットー精神科外来における共同意思決定支援ツール」が公開されています。薬について、治療について、生活についてなどのカテゴリーで、質問項目がリストアップされています。

》診察日記

作成:NPO法人ぷるすあるは
A4サイズ1枚の診察の記録メモです。ダウンロード印刷して、書きこんで使います。

》「つたえる日記」商品紹介ページへ